元恋人と契約結婚したら溺愛が止まりませんでした
それだけで胸がいっぱいになる。

大学の頃もそうだった。

私の料理を、いつも嬉しそうに食べてくれた。


食事が終わって、私がトイレに立つと――遼が後ろからついてきた。

「ちょっと」

廊下で思わず振り返る。

「なんでついてくるの?」

遼は当たり前の顔で言った。

「一緒にいたいから」

そんなことを真顔で言う。

昔と変わらない。いや、前よりずっと甘い。

お風呂の時間になると、遼が当然のように言った。

「一緒に入るか」

「え?」

私は一瞬固まった。

「夫婦だろ」

そう言われると、反論できない。

結局、私は遼と一緒にお風呂に入ることになった。

服を脱いだ遼の体は筋肉質で、見惚れた。
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