元恋人と契約結婚したら溺愛が止まりませんでした
その体に触れたくて、私はタオルにボディーソープをつけた。

「遼、洗ってあげる」

「いいよ、自分で――」

「いいから」

そう言って、私は遼の背中を優しく洗った。

しっかりとした背中。

触れられることに、悦びを感じた。

「はい、終わり」

そう言って笑うと、遼は私を見つめた。

「今度は俺が洗う番」

「え?」

「美月の体、洗ってあげる」

遼の手がそっと私の腕に触れる。

その手つきはどこか甘くて、少しだけいやらしい。

胸の奥がじんわり熱くなる。

「ん……」

思わずわず吐息が漏れた。

遼が小さく笑う。

「かわいい、美月」

遼の手が私の胸に触れる。

「あっ……」

柔らかく揉むように洗う遼の顔を見れない。
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