アラフォーバツイチ、花ざかり。
結局、お互いに〝愛されるより愛したい〟と思っているふたりが、うまくやっていけるのかもしれない。私のそんな意見を聞いて、瑠利ちゃんはふむふむと頷く。
「なるほど……。でも私はまだぴんと来ないですね、若いんで」
「こぉら」
間髪を容れずツッコんでしまった。確かにさっき〝若い頃は〟って言ったけど!
けらけらと無邪気に笑う彼女の隣で、カジさんもにこやかに徳利を持って私にお酌してくれる。
「俺はわかるよ、まこっちゃんの言ってること。俺も自分が愛したい派だから」
「そのくせ家庭を顧みなかったから離婚届突きつけられたのでは?」
「その経験があるから変わったわけよ。失って気づくって、人間は愚かだよなぁ」
カジさんは約十五年の結婚生活を送ったものの、仕事ばかりで家族サービスができず、『結婚している意味がわからなくなった』と元奥様に愛想を尽かされてしまったらしい。たぶんカジさんは、ちょっとだけ未練があるような気がする。
現在高校生の息子さんと中学生の娘さんがいて、子供たちとの関係は良好なので時々会っているそう。子供がいない私は、離婚する時は比較的面倒が少なくてよかったけれど、いたらまた別の幸せを今頃手に入れていたのかもしれないとも思う。
「なるほど……。でも私はまだぴんと来ないですね、若いんで」
「こぉら」
間髪を容れずツッコんでしまった。確かにさっき〝若い頃は〟って言ったけど!
けらけらと無邪気に笑う彼女の隣で、カジさんもにこやかに徳利を持って私にお酌してくれる。
「俺はわかるよ、まこっちゃんの言ってること。俺も自分が愛したい派だから」
「そのくせ家庭を顧みなかったから離婚届突きつけられたのでは?」
「その経験があるから変わったわけよ。失って気づくって、人間は愚かだよなぁ」
カジさんは約十五年の結婚生活を送ったものの、仕事ばかりで家族サービスができず、『結婚している意味がわからなくなった』と元奥様に愛想を尽かされてしまったらしい。たぶんカジさんは、ちょっとだけ未練があるような気がする。
現在高校生の息子さんと中学生の娘さんがいて、子供たちとの関係は良好なので時々会っているそう。子供がいない私は、離婚する時は比較的面倒が少なくてよかったけれど、いたらまた別の幸せを今頃手に入れていたのかもしれないとも思う。