アラフォーバツイチ、花ざかり。
この人を射止めた元奥様ってどんな人なんだろう。やっぱり見た目も中身も釣り合った、才色兼備な人なのかな。
結婚生活もハイセンスなものだったのかも、などと推測してなんとなく聞いてみる。
「網坂さんは、元奥様とのマイホームは建てようとした?」
「いや。結婚生活はたったの二年だったから」
彼は軽く首を横に振って答え、黄金の液体を喉に流し込んだ。
結婚していた期間も私とほぼ同じだ。共通点が多くて驚くけれど、網坂さんの扱いはきっと難しいんだろうなと想像がつく。
「あなたはこだわり強そうだから、建てるってなったら奥様は大変だったかもね。理想があっても、〝デザインや素材を考えるとこのほうがいい〟みたいな感じで言いくるめられちゃいそう」
さっきの仕返しも兼ねて私も嫌みっぽく言うと、彼はぴくりと反応してグラスを置く。
「納得してもらえるような提案をするっていう意味では、言いくるめるっていうのもあながち間違いじゃないな。俺なら、理想も実用性もすべて叶えた設計ができる。君には無理でもね」
棘のある口調で言い返され、横目で見合う私たちの間でバチッと火花が散った気がした。
結婚生活もハイセンスなものだったのかも、などと推測してなんとなく聞いてみる。
「網坂さんは、元奥様とのマイホームは建てようとした?」
「いや。結婚生活はたったの二年だったから」
彼は軽く首を横に振って答え、黄金の液体を喉に流し込んだ。
結婚していた期間も私とほぼ同じだ。共通点が多くて驚くけれど、網坂さんの扱いはきっと難しいんだろうなと想像がつく。
「あなたはこだわり強そうだから、建てるってなったら奥様は大変だったかもね。理想があっても、〝デザインや素材を考えるとこのほうがいい〟みたいな感じで言いくるめられちゃいそう」
さっきの仕返しも兼ねて私も嫌みっぽく言うと、彼はぴくりと反応してグラスを置く。
「納得してもらえるような提案をするっていう意味では、言いくるめるっていうのもあながち間違いじゃないな。俺なら、理想も実用性もすべて叶えた設計ができる。君には無理でもね」
棘のある口調で言い返され、横目で見合う私たちの間でバチッと火花が散った気がした。