アラフォーバツイチ、花ざかり。
私たちが知り合いだとわかり、他の講師のふたりも「ゆっくりしていって」と声をかけてくれたものの、片づけが終わると網坂さんも彼らと部屋を出ていってしまう。
ひとり残っていていいんだろうかと思いながらも、とりあえずお言葉に甘えて模型を観察し続けていると、ほんの数分で網坂さんだけが戻ってきた。ふたつの缶コーヒーを持って。
「ん、来てくれたお礼。甘いのとブラック、どっちがいい?」
「あ……じゃあ、甘いので。ありがとう」
気遣いにちょっぴりときめきつつ、差し出されたそれをありがたくいただく。彼は本当にやることがスマートだ。
椅子に座ってほろ苦い甘さのカフェオレでひと息つき、夕日が差し込むふたりきりのミーティングルームで、今日の経緯をお互いに話す流れになった。
網坂さんは彼らの友人で、時々お誘いが来て都合が合えば講師をしているらしい。私も結局コンテストの件を打ち明けると、彼は納得したように軽く頷く。
「へえ、コンテストの作品作りに行き詰まってここへ来たと」
「そう。まさかあなたがいるとは思わなかった」
知っていたら来なかったかもしれない。でも、それはとてももったいないことだっただろう。
ひとり残っていていいんだろうかと思いながらも、とりあえずお言葉に甘えて模型を観察し続けていると、ほんの数分で網坂さんだけが戻ってきた。ふたつの缶コーヒーを持って。
「ん、来てくれたお礼。甘いのとブラック、どっちがいい?」
「あ……じゃあ、甘いので。ありがとう」
気遣いにちょっぴりときめきつつ、差し出されたそれをありがたくいただく。彼は本当にやることがスマートだ。
椅子に座ってほろ苦い甘さのカフェオレでひと息つき、夕日が差し込むふたりきりのミーティングルームで、今日の経緯をお互いに話す流れになった。
網坂さんは彼らの友人で、時々お誘いが来て都合が合えば講師をしているらしい。私も結局コンテストの件を打ち明けると、彼は納得したように軽く頷く。
「へえ、コンテストの作品作りに行き詰まってここへ来たと」
「そう。まさかあなたがいるとは思わなかった」
知っていたら来なかったかもしれない。でも、それはとてももったいないことだっただろう。