アラフォーバツイチ、花ざかり。
見つめてくる綺麗な瞳にも動揺させられるけれど、それとは裏腹に口では茶化してしまう。
「そうね、もう友達みたいなものよね。トーヤくん」
「カジさんだろ、その呼び方は」
即座にツッコまれてあははと笑い、今度は真面目に呼んでみる。
「じゃ……透也、でいい?」
なんだか妙な緊張をかすかに感じつつ上目遣いで言うと、彼は満足げに口角を上げた。
「もう一回呼んで。真琴」
「と、透也……って、なにこのやり取り!」
名前を呼び合うってこんなに恥ずかしいもの!?
変な顔になっているだろう私を、透也は頬杖をついて眺め、クスクスと笑っていた。
いつの間にか時間が経っていて、お店を出たのは午後九時近くだった。
帰り道は同じなので、ほろ酔いのいい気分で、街灯やビルの灯りが映る川沿いを並んで歩く。たくさん話したのにまだ尽きなくて、今は透也の好きな昔の映画を知ってテンションが上がっている。
「その映画、私も好き! 知る人ぞ知る名作よね」
「ああ。でも今、ネットで見ようとしても配信されてないんだよな」
「私、円盤持ってるよ。貸そうか?」
「そうね、もう友達みたいなものよね。トーヤくん」
「カジさんだろ、その呼び方は」
即座にツッコまれてあははと笑い、今度は真面目に呼んでみる。
「じゃ……透也、でいい?」
なんだか妙な緊張をかすかに感じつつ上目遣いで言うと、彼は満足げに口角を上げた。
「もう一回呼んで。真琴」
「と、透也……って、なにこのやり取り!」
名前を呼び合うってこんなに恥ずかしいもの!?
変な顔になっているだろう私を、透也は頬杖をついて眺め、クスクスと笑っていた。
いつの間にか時間が経っていて、お店を出たのは午後九時近くだった。
帰り道は同じなので、ほろ酔いのいい気分で、街灯やビルの灯りが映る川沿いを並んで歩く。たくさん話したのにまだ尽きなくて、今は透也の好きな昔の映画を知ってテンションが上がっている。
「その映画、私も好き! 知る人ぞ知る名作よね」
「ああ。でも今、ネットで見ようとしても配信されてないんだよな」
「私、円盤持ってるよ。貸そうか?」