アラフォーバツイチ、花ざかり。
ふたつ目のカクテルをグラスに注ぎ、いたずらっぽく笑う夕輝さんから、ついこの間聞いた話が出てきたのですぐに反応した。そんなに前からの友達だったって、かなりの仲のよさじゃないか。
透也の交友関係が少しずつ明らかになってきてなんだかわくわくする私に、夕輝さんが珍しいものを見るような目を向ける。
「へえ、真琴ちゃんそんなことまで知ってるんだ。透也ってあんまり自分の話しないのに」
意外なひと言にきょとんとすると、透也は面倒臭そうな顔をして彼をしっしっと追い払う。
「お前は無駄話ばっかりしてないで働け」
「はいはい。お邪魔でしたねー」
夕輝さんは仕方ないなという調子の棒読みで言い、透也にギムレットを差し出す。そして私に「ごゆっくり」と微笑み、他のお客さんのオーダーを取り始めた。
透也とは仕事の話はよくするし学生時代のことも聞いたから、自分の話をしないような気はしなかったけれど、確かに女性関係についてはほとんど知らないな。と、小さく乾杯をしながら思う。
「言われてみれば、透也は元奥様の話とか全然しないよね」
綺麗なガーネット色のカクテルを口に含む私を、彼は煙たそうに横目で一瞥する。
透也の交友関係が少しずつ明らかになってきてなんだかわくわくする私に、夕輝さんが珍しいものを見るような目を向ける。
「へえ、真琴ちゃんそんなことまで知ってるんだ。透也ってあんまり自分の話しないのに」
意外なひと言にきょとんとすると、透也は面倒臭そうな顔をして彼をしっしっと追い払う。
「お前は無駄話ばっかりしてないで働け」
「はいはい。お邪魔でしたねー」
夕輝さんは仕方ないなという調子の棒読みで言い、透也にギムレットを差し出す。そして私に「ごゆっくり」と微笑み、他のお客さんのオーダーを取り始めた。
透也とは仕事の話はよくするし学生時代のことも聞いたから、自分の話をしないような気はしなかったけれど、確かに女性関係についてはほとんど知らないな。と、小さく乾杯をしながら思う。
「言われてみれば、透也は元奥様の話とか全然しないよね」
綺麗なガーネット色のカクテルを口に含む私を、彼は煙たそうに横目で一瞥する。