One year left -家族ごっこ-
家に帰ったあと、私はそのまま眠ってしまった。
真っ暗な部屋の中、ふと目が覚める。
今、何時だろう……。
枕元のスマホの画面を点けると、デジタル時計はもう二十三時を回っていた。
完全に目が覚めてしまって、喉の渇きを潤すために静かに階段を降りる。
リビングのドアの隙間から、まだ薄明かりが漏れていた。
ドアをそっと開けると、ソファに寝転んでテレビを眺めている碧くんの姿があった。
「寝てた……」
「あぁ。おばさんが夕食で呼びに行ったら寝てるって言ってた。食べる?」
「ううん、もう夜遅いからいいや」
私はキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けて冷えた麦茶をグラスに注ぐ。
「碧くんも飲む?」
「俺はいい。もう歯磨いたから」
「そっか」
冷たい麦茶を、一気に胃のなかへと流し込んだ。
ひんやりとした刺激が喉を通り抜けていく。
「今日、バーベキューしたんだって?」
グラスを置いた私に、碧くんがソファから声をかけてきた。
「どうして知ってるの?」
「悠生から聞いた」
「そうなんだ……」
昼間の悠生くんとのやり取りが脳裏をよぎり、なんだか気まずくなって、私は碧くんから視線を逸らした。
真っ暗な部屋の中、ふと目が覚める。
今、何時だろう……。
枕元のスマホの画面を点けると、デジタル時計はもう二十三時を回っていた。
完全に目が覚めてしまって、喉の渇きを潤すために静かに階段を降りる。
リビングのドアの隙間から、まだ薄明かりが漏れていた。
ドアをそっと開けると、ソファに寝転んでテレビを眺めている碧くんの姿があった。
「寝てた……」
「あぁ。おばさんが夕食で呼びに行ったら寝てるって言ってた。食べる?」
「ううん、もう夜遅いからいいや」
私はキッチンへ向かい、冷蔵庫を開けて冷えた麦茶をグラスに注ぐ。
「碧くんも飲む?」
「俺はいい。もう歯磨いたから」
「そっか」
冷たい麦茶を、一気に胃のなかへと流し込んだ。
ひんやりとした刺激が喉を通り抜けていく。
「今日、バーベキューしたんだって?」
グラスを置いた私に、碧くんがソファから声をかけてきた。
「どうして知ってるの?」
「悠生から聞いた」
「そうなんだ……」
昼間の悠生くんとのやり取りが脳裏をよぎり、なんだか気まずくなって、私は碧くんから視線を逸らした。