One year left -家族ごっこ-
「昨日おじさんにね、お金のことは気にしなくていいから、バイトはやめていいよって言われたの」
「え、良かったじゃん」
夕紗は意図が掴めないといった様子で、小さく首を傾げる。
「でも就職の準備にもお金はかかるし、これから貯めておきたいって伝えたんだ」
「えらいね」
「そしたらおじさん、そういう費用はすべて自分が出すから心配いらないって」
「やったね」
「今までお母さんのために頑張ってくれたんだから、最後の高校一年間くらいは、自分の好きなことをして自由に過ごしなさいって言ってくれたんだよね」
「いいお義父さんだね。……で、それの何が相談なの?」
夕紗は不思議そうに私を見つめていた。
数秒の沈黙が流れたあと、彼女は何かに気づいたように口を開いた。
「あ、ダンスのこと?」
「うん」
私は今までお母さんに隠してきたことがある。
「え、良かったじゃん」
夕紗は意図が掴めないといった様子で、小さく首を傾げる。
「でも就職の準備にもお金はかかるし、これから貯めておきたいって伝えたんだ」
「えらいね」
「そしたらおじさん、そういう費用はすべて自分が出すから心配いらないって」
「やったね」
「今までお母さんのために頑張ってくれたんだから、最後の高校一年間くらいは、自分の好きなことをして自由に過ごしなさいって言ってくれたんだよね」
「いいお義父さんだね。……で、それの何が相談なの?」
夕紗は不思議そうに私を見つめていた。
数秒の沈黙が流れたあと、彼女は何かに気づいたように口を開いた。
「あ、ダンスのこと?」
「うん」
私は今までお母さんに隠してきたことがある。