One year left -家族ごっこ-
「なんで、こんなに濡れてるの?」


耳元で低く囁かれる、言い訳をすべて切り裂くような彼の尋問の声。


「ダメだろ、一人でしたら」


碧くんは私の下着から一度指先を引き抜くと、ゆっくりと大きな身体を起こした。


彼は長い腕を伸ばして私の下の服を、下着ごと躊躇いもなく床へと滑り落とした。


完全に無防備な裸身を晒された私は、あまりの羞恥に、仰向けのまま両膝を曲げて閉じ合わせ、自分の両手で必死にそこを覆い隠した 。


「……なんてな。嘘だよ、俺のせいだ」


彼は少し困ったようにして優しく微笑むと、私の足元へと、なめらかにその大きな身体を滑り込ませてきた。


「さっき、俺に余裕がなくてイカせられなかったから、満足してないよな」


碧くんの大きな熱い手のひらが、ぴったりと閉じ合わせられた私の両膝の隙間へと割り込むようにして添えられる。


「あおくん……っ、まって、……」


震える声で懇願する私の抵抗を無視して、彼の大きな手が、山折りに立たせていた私の両脚を左右へと、ゆっくりと押し開いていった。
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