One year left -家族ごっこ-
さらに、彼の太い指が私の内側へ割り込んできて、もう何が何だかわからないほどの快楽の波が押し寄せた。


あまりの凄まじい快感に、私の両脚はシーツの上で小刻みに激しく震え続ける。


足の先から、途方もなく大きな何かが一気に向かって上り詰めてくる恐ろしいような感覚。


それが次の瞬間、頭のてっぺんまでを閃光のように一気に突き抜けて、視界は真っ白に弾け飛んでいった。


「あ、っ、……あ、あ、……っ!」


声にならない悲鳴を上げながら、私の全身は強烈な快感に弓なりの曲線を結ぶほど激しく跳ね上がったあと、細かく痙攣する。


頭のなかがどろどろに融(と)け去って、意識は暗闇のなかへと深く沈み込んでいく。


大きな絶頂の余韻がドクドクと波打つなか、肉体からは、すべての芯が綺麗に抜き取られてしまったかのような、途方もない脱力感に丸ごと支配されていった。


「……敏感すぎ」


すぐ近くで碧くんが何かを呟いたのは分かったけれど、今の私はそれを正しく理解することはできなかった。
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