One year left -家族ごっこ-
指先ひとつ、まぶた一枚すら、もう自分の意志では動かすことができない。
彼の熱に触れられていた場所だけが、どろどろに溶けた蜜のようにシーツへと深く沈み込んでいる。
ただ荒い呼吸を漏らしながら、骨も筋肉もすべて消えてしまったみたいに、シーツにぺたりと張り付くことしかできなかった。
碧くんに身体を優しく転がされ、シーツの上でうつ伏せにされていく感覚すら、どこか遠い世界の出来事みたいにぼんやりと霞んでいた。
されるがままに腰を大きな手で持ち上げられ、お尻だけを上へと突き出させられても、今の私にはそれを恥ずかしがる力すら残っていない。
「……リベンジさせて?」
低く、熱く掠れた彼の息遣いが、私の耳の裏へと直接吹き込まれた。
背後から覆い被さる彼の大きな身体の前に、力を失くした今の私の身体では、彼をまともに受け止めることなんてできそうにない。
まだだめ、と唇を動かして必死に拒もうとしても、喉の奥がただ甘く引き締まるばかりで、まともな声すら出てはくれなかった。
彼の熱に触れられていた場所だけが、どろどろに溶けた蜜のようにシーツへと深く沈み込んでいる。
ただ荒い呼吸を漏らしながら、骨も筋肉もすべて消えてしまったみたいに、シーツにぺたりと張り付くことしかできなかった。
碧くんに身体を優しく転がされ、シーツの上でうつ伏せにされていく感覚すら、どこか遠い世界の出来事みたいにぼんやりと霞んでいた。
されるがままに腰を大きな手で持ち上げられ、お尻だけを上へと突き出させられても、今の私にはそれを恥ずかしがる力すら残っていない。
「……リベンジさせて?」
低く、熱く掠れた彼の息遣いが、私の耳の裏へと直接吹き込まれた。
背後から覆い被さる彼の大きな身体の前に、力を失くした今の私の身体では、彼をまともに受け止めることなんてできそうにない。
まだだめ、と唇を動かして必死に拒もうとしても、喉の奥がただ甘く引き締まるばかりで、まともな声すら出てはくれなかった。