One year left -家族ごっこ-
かすかな音を響かせて、今度こそ、彼の唇に自分の唇を重ねる。


一度離して、もう一度吸い付くように深く口づけた、まさにその時。


またがっていた私の太ももへ、何か硬く熱い塊がぐっと押し当てられ、心臓が激しく跳ね上がった。


本能がこれ以上はまずいと警鐘を鳴らしている。


碧くんの筋肉質な腕のたくましさや、男としての圧倒的な質量を肌で感じ、遅すぎる恐怖が一気に押し寄せてきた。


この体格差なら、彼が本気を出さなくてもすぐに主導権なんて引っくり返ってしまう。


好き放題にされてしまうかもしれない。


強烈な焦りを感じて、碧くんの口内へと軽く舌先を挿入する。


ほんの少しだけ舌を絡めて、この危険な勝負をすぐに終わらせようとした。


だけど、彼は逃さない。


すかさずそれを追うようにして、激しい舌が私の口内へと侵入してきた。
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