アングレカム-Angraecum Leonis-
第二十四話花火大会二日目の昼〈花火大会本番への誘い〉
ひなは、ボォーっとしながら暇潰しにテレビを観ていた。
昼間に起きたのは良いが、花火大会に行くのは大体夕方頃なので、それまでをどう過ごすかを考える。
あぁ、暇だ。そして、誰と花火大会に行こう。この二つを主に考えながら頬杖をついてテレビを見つめる。
「とりあえず……昨日集合場所に来なかった人らは誘えんよな〜〜。つーか、声掛け難いわ」
そう言いながら、LINEの友達欄をスライドし、まきのページを開いて通話を掛ける。
「……あ、もしもーし、まきちゃーん?」
『もしもしひなちゃんどうしたん?』
「いや、今日さ〜、一緒に行く人おらんくてさぁ」
『まじ? 奇遇やなぁ、うちもやねん〜』
「一緒やん! うちらで行っちゃう?」
『ありやな〜』
「後、ゆうかちゃんとかまや姐さんとか誘ってさぁ〜行こうよ〜」
『ゆうかちゃんとまやちゃんとか、安定過ぎて……』
「人数的にも丁度ええやろ?」
『四人やしなー。ええ感じ』
「ほな、ひな、まやちゃんに聞いてくるから、まきちゃんはゆうかちゃんに聞いて来てくれる?」
『オッケー。また後でLINEする!』
「りょーかい! ほな、また後で〜」
まき『また後で〜』
まきとの通話を切り、即座にまやへLINE通話を掛ける。数秒後、まやが電話に出たので、すぐに用件を話す。
「まや姐さんやっほー!」
『やっほー! ひなちゃん!』
「今日花火大会行く人決まってたりするー?」
『いや、決まってないよー』
「なら、ひなとまきちゃん、ゆうかちゃんとで行こーってなってるんやけど、まや姐さんも行かへん〜?」
『いいよ! 行こ行こ〜!』
「流石まや姐さん! 話が早い。ほな、また後で集合場所とか連絡するねー!」
「ほいほい! 了解でーす!」
まやとの通話を切り、LINEを確認する。
まきからはまだLINEは来ていなかった。
スクッと立ち上がって、冷凍庫のアイスを取りに向かう。
「お、ガリガリ君の梨味あるやん! ママナイスゥ〜〜」
ガリガリ君梨味を食べながらリビングへと戻る。すると丁度まきからLINEが来ていて、ゆうかも来れる、という返事が来ていた。
「よっしゃ。これで独り花火大会は免れたな……!」
ガリガリ君をかじり、頭にキーンときて、手で頭を抑えながら、ひなはガリガリ君を食べ続けた。
楽しみが出来た二日目の今日も、ひなは花火大会を楽しみにしつつ、ガリガリ君の最後の一口を食べた。