この恋、予定外。
信号が青に変わる。自然と、二人で走り出す。

「意外です。だって絶対、家でゲームしてるタイプだと思ってました」

「してねえよ」

即答。
その反応が少し早くて、私は思わず笑った。

「え、じゃあ何してるんですか?」

「普通に外出るし、海とか、山とかも行く」

「えー!うっそー!」

朝から大きな声を出したからか、並んで走る高橋さんがめんどくさそうな顔をした。
絶対にインドア派だと思ってた!

「アウトドア行くんですね」

「まあ、そうだな」

「イメージと違いすぎるんですけど!」

「森川のイメージが偏ってるだけだろ」

呆れたような声。
でも、その言い方がなんとなく柔らかい。

「海かぁ、いいですね!今度ダイビング行きません?」

言ってから、なにも考えないで発言した自分を後悔する。
やばい。昨日と同じ展開になってしまう!
返事を聞く前に慌てて言い直す。

「私、夏はダイビング行ったり、冬はボードするんですよ。体動かすのが大好きなので!」

「…そうか」


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