この恋、予定外。
そこでふと気づく。彼がまだ、私のそばにいる。
…あれ?
いつもなら、ここで終わる。
「じゃあまた」で、それぞれの仕事に戻るはずなのに。
不思議に思って顔を上げると、高橋さんと目が合った。
「09、もう一段いじってる」
落ちてきた言葉に、思わず声を上げた。
「え、もうですか!?」
声が少しだけ大きくなる。
自分でも分かるくらい、食いついていた。
「ベースはそのまま。ちょっと触っただけだ」
さらっと言う。その言い方が、逆に引っかかる。
“ちょっと”って。
「それってもう試せる状態なんですか?」
「簡易だけどな」
簡易って言いながらも、ちゃんと“触れるもの”がもうあるってことで。驚きを隠せなかった。
私のバッグの中には、昨日渡された09がまだあるというのに。
その日のうちに使って、夕方に話して。
そこから、もう次。昨日の昨日で、あまりにも早すぎる。
でも、不思議と違和感はなかった。
むしろ、それが当たり前みたいに思えてしまう。
この人なら、やる。
そう思ってしまっている自分に、妙な安心感さえ覚えた。
…あれ?
いつもなら、ここで終わる。
「じゃあまた」で、それぞれの仕事に戻るはずなのに。
不思議に思って顔を上げると、高橋さんと目が合った。
「09、もう一段いじってる」
落ちてきた言葉に、思わず声を上げた。
「え、もうですか!?」
声が少しだけ大きくなる。
自分でも分かるくらい、食いついていた。
「ベースはそのまま。ちょっと触っただけだ」
さらっと言う。その言い方が、逆に引っかかる。
“ちょっと”って。
「それってもう試せる状態なんですか?」
「簡易だけどな」
簡易って言いながらも、ちゃんと“触れるもの”がもうあるってことで。驚きを隠せなかった。
私のバッグの中には、昨日渡された09がまだあるというのに。
その日のうちに使って、夕方に話して。
そこから、もう次。昨日の昨日で、あまりにも早すぎる。
でも、不思議と違和感はなかった。
むしろ、それが当たり前みたいに思えてしまう。
この人なら、やる。
そう思ってしまっている自分に、妙な安心感さえ覚えた。