冷徹宰相様の嫁探し
 マレーヌは、森の近くでゆっくり本を読めるし。

 村人からの差し入れの、焼き立てフルーツパイなどを楽しみにしたりしているので。

 領地を訪れるのも好きなのだが。

 彼女らにとっては、田舎暮らしも監獄暮らしも変わらぬようで。

「お可哀想に」
「向こうにいらしてるときには、なにか贈りますわ、王都の流行り物でも」

「それより、お話相手になりに行きますわ。
 ね、みなさん」
とみんな一生懸命、彼女を慰めはじめる。

 そのまま、この話は終わってしまった。




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