秘書ですがエリート社長に溺愛されています

第2章 社長の独占欲

翌朝。 私はいつも通り、秘書課のデスクに座っていた。

けれど、頭の中は落ち着かなかった。

昨夜のことが、何度も思い出される。

玲司の顔。近づいた距離。そして――触れそうになった唇。

私は思わず小さく息を吐いた。

ダメだ。

考えないようにしないと。

そう思ったときだった。

「水瀬」

低い声が背後から聞こえた。

振り向くと、玲司が立っていた。

「社長、おはようございます」

「おはよう」

短く答えると、玲司はそのまま私のデスクの前に立つ。

その視線は、どこか鋭い。

「昨日の話だが」

私は背筋を伸ばした。

「はい」

「見合い」

玲司は腕を組んだ。

「どうするつもりだ」

いきなり聞かれ、私は少し戸惑う。
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