秘書ですがエリート社長に溺愛されています
「そんな声出すな」

 そう言いながらも、美咲を抱き寄せる腕はさらに強くなる。

 玲司はそっと美咲の髪をかきあげた。

 そして額にキスを落とす。

 そのまま頬へ。

 ゆっくりと触れる唇。

「……本当に綺麗だ」

 囁くような声。

 美咲の体が小さく震える。

 玲司はその様子を見て、優しく笑った。

「緊張してるのか」

「……少し」

「そうか」

玲司はそう言うと、もう一度美咲を抱き寄せる。

その胸に顔が触れる。鼓動が伝わってくる。

玲司の手が背中をゆっくり撫でる。

「心配するな」

耳元で囁く。

「お前を乱暴に扱うつもりはない」

そう言うと、再び美咲の顔を上げさせる。

唇が触れる。
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