秘書ですがエリート社長に溺愛されています
副社長はしばらく玲司を見ていた。

そしてくすっと笑う。

「そうなんだ」

 面白そうに言う。

「でもさ」

 少し首を傾ける。

「そんなの関係ないけどね」

副社長は腕を組んだまま、面白そうに私たちを見ていた。

「だってさ」

 軽い口調で言う。

「恋人の一人くらいいた方が魅力的じゃない?」

 私は思わず言葉を失う。

 副社長は続けた。

「それにさ」

 玲司と私を交互に見て、にやりと笑う。

「どう見たって、俺の方が玲司より魅力的だと思うけどね」

社長室の空気が一瞬で張り詰めた。

 玲司の目が冷たく細くなる。

「……副社長」

 低い声。

「冗談でも言い過ぎです」

「冗談?」
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