秘書ですがエリート社長に溺愛されています
副社長は肩をすくめる。

「本気だよ」

 そう言って、私に視線を向けた。

「どう?水瀬さん」

 その瞬間だった。

 ぐっと腕を引かれる。

「え……」

 玲司に引き寄せられた。

 そのまま、唇が重なる。

 突然のキス。

 けれど、ためらいはない。

 強く、深いキスだった。

私は驚きながらも、目を閉じてしまう。

 玲司の腕の中で、体が熱くなる。

 頭がぼんやりしていく。

 玲司の唇が離れたとき、私はまだその腕の中にいた。

 副社長が小さく口笛を吹く。

「おお」

 楽しそうに言う。

「なかなか情熱的だね」

 玲司は私を抱き寄せたまま、副社長を見た。

「これで分かりましたよね」
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