魔力0の訳あり王女、最狂につき取り扱い注意
そんな彼から密談の誘い。ヴィクトールは警戒していた。
しかしその話を受けたのは彼に直接会ってみたいという好奇心からだ。
殺し合いになるかもしれないと念密に作戦を立ててきた。
両国の中心地、そこで密談が行われた。
目の前にいるサンドラクト国王の纏う雰囲気に圧倒された。
本物の王を目にした気がした。
この感覚は生まれて初めて感じるものだ。
簡単に挨拶を交わして、早速本題へと入る。
ヴィクトールが警戒していると、サンドラクト国王は真剣な表情でこちらを見据えた。
それから予想外のことを口にする。
『頼みがある』
それには拍子抜けしてしまった。罠のように仕掛けていた魔法陣。
しかしまだ油断はできないと思っていると……。
『娘が手に負えないのだ。娶ってはくれないか?』
急にげっそりとして胃を抑えるサンドラクト国王に先ほどのオーラはなかった。
ヴィクトールは目を細めた。
彼をここまでにしてしまうのだから相当なじゃじゃ馬なのだろう。
(たしか第一王女がいたはずだが……カリマ、といったか)
しかし実際に結婚して欲しいと言われたのは第二王女のシャルレーヌ。
二度結婚して二度も国に戻ってきた病弱の王女だ。
しかしその話を受けたのは彼に直接会ってみたいという好奇心からだ。
殺し合いになるかもしれないと念密に作戦を立ててきた。
両国の中心地、そこで密談が行われた。
目の前にいるサンドラクト国王の纏う雰囲気に圧倒された。
本物の王を目にした気がした。
この感覚は生まれて初めて感じるものだ。
簡単に挨拶を交わして、早速本題へと入る。
ヴィクトールが警戒していると、サンドラクト国王は真剣な表情でこちらを見据えた。
それから予想外のことを口にする。
『頼みがある』
それには拍子抜けしてしまった。罠のように仕掛けていた魔法陣。
しかしまだ油断はできないと思っていると……。
『娘が手に負えないのだ。娶ってはくれないか?』
急にげっそりとして胃を抑えるサンドラクト国王に先ほどのオーラはなかった。
ヴィクトールは目を細めた。
彼をここまでにしてしまうのだから相当なじゃじゃ馬なのだろう。
(たしか第一王女がいたはずだが……カリマ、といったか)
しかし実際に結婚して欲しいと言われたのは第二王女のシャルレーヌ。
二度結婚して二度も国に戻ってきた病弱の王女だ。