人形姫と秘密のお役目 -1-
けれど、その目は笑っていなかった。
「一回やってみない?」
「……は?」
一瞬の沈黙のあと、私ではなく、つむぎの声が先に割り込んだ。
つむぎが一歩前に出ると目の前にいる人物をキッと睨む。
「今、私とやってたんだけど」
ラケットでコートを示す。
「澪ちゃん、初めてなんだよ? あんた、手加減する気ないでしょ」
「勝手に決めつけないでよ」
そう言って、ラケットをくるりと回す。
「だいたい、なんでつむぎがそう決めるの? 夜桜さんの保護者っていう立場でもないくせに」
「別に、そういうわけじゃないけど」
「じゃあ口出さなきゃよくない?」
ぴしゃりとさっきより強い口調で言葉を重ねる。
「……つむぎ」
澪が小さく呼ぶが、つむぎは引かなかった。
だんだんと二人の間の空気が重くなってくる。それと同時に、周囲の目がさっきよりも集まっていた。
(これ以上は、面倒……)
私は、軽くため息をつくと二人の間に割り込む。
「一回やってみない?」
「……は?」
一瞬の沈黙のあと、私ではなく、つむぎの声が先に割り込んだ。
つむぎが一歩前に出ると目の前にいる人物をキッと睨む。
「今、私とやってたんだけど」
ラケットでコートを示す。
「澪ちゃん、初めてなんだよ? あんた、手加減する気ないでしょ」
「勝手に決めつけないでよ」
そう言って、ラケットをくるりと回す。
「だいたい、なんでつむぎがそう決めるの? 夜桜さんの保護者っていう立場でもないくせに」
「別に、そういうわけじゃないけど」
「じゃあ口出さなきゃよくない?」
ぴしゃりとさっきより強い口調で言葉を重ねる。
「……つむぎ」
澪が小さく呼ぶが、つむぎは引かなかった。
だんだんと二人の間の空気が重くなってくる。それと同時に、周囲の目がさっきよりも集まっていた。
(これ以上は、面倒……)
私は、軽くため息をつくと二人の間に割り込む。