人形姫と秘密のお役目 -1-
──ズドーン
続いて大きな爆発音。
一見すれば工事の音にも聞こえるが、私の陰陽師としての勘がそうではないと告げている。
ただ事ではないと思い、父に報告しようと腰を上げる。
「澪様!」
慌ただしい足音と共に、声が響いた。
私はゆっくりと腰を戻し、声のする方へと、ゆっくり顔を向ける。
「……そうや」
「蒼真です!」
間髪入れずに訂正が飛んできた。
少しだけ間を置いて、私は頷く。
「……あぁ、蒼真。どうしたの」
彼は息を切らしながら、それでも真っ直ぐにこちらを見た。
「妖魔が出ました。かなり強い気配です」
妖魔とは、悪い“気”が集まって個体になったもの。放っておけば強さが増していき、払うとなると少々厄介になるので早いうちに払ったほうがいいのだ。
蒼真は一度言葉を切ると正座をし、背筋を伸ばす。
「どういたしますか、澪様」
続いて大きな爆発音。
一見すれば工事の音にも聞こえるが、私の陰陽師としての勘がそうではないと告げている。
ただ事ではないと思い、父に報告しようと腰を上げる。
「澪様!」
慌ただしい足音と共に、声が響いた。
私はゆっくりと腰を戻し、声のする方へと、ゆっくり顔を向ける。
「……そうや」
「蒼真です!」
間髪入れずに訂正が飛んできた。
少しだけ間を置いて、私は頷く。
「……あぁ、蒼真。どうしたの」
彼は息を切らしながら、それでも真っ直ぐにこちらを見た。
「妖魔が出ました。かなり強い気配です」
妖魔とは、悪い“気”が集まって個体になったもの。放っておけば強さが増していき、払うとなると少々厄介になるので早いうちに払ったほうがいいのだ。
蒼真は一度言葉を切ると正座をし、背筋を伸ばす。
「どういたしますか、澪様」