冷徹社長との出張一夜は溺愛の始まりでした
その言葉に、堪えていた涙がついにこぼれた。

「三年、片想いのままで終わらせなくてよかった」

圭太さんは続ける。

「出張先の一夜で終わらせるつもりもない。あの夜から今まで、何度考えても答えは同じだった」

イルミネーションの光の中で、圭太さんの目は少しも揺れていなかった。

「これから先も、俺はおまえといたい」

「……はい」

「家庭も、仕事も、子どものことも、全部一緒に考えたい」

胸の奥が熱い。

嬉しくて、苦しくて、涙が止まらない。

「おまえが一人で不安にならないように、ちゃんと隣に立つ」

「……はい」

「だから」

圭太さんの声が少しだけ掠れる。

「由真。俺と結婚してくれ」

もう、答えなんて決まっていた。

「……はい」

 涙混じりの声で、私は頷く。

「はい。圭太さん……私、圭太さんと結婚したい」
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