冷徹社長との出張一夜は溺愛の始まりでした
胸の奥が熱く震える。

私はただ、圭太さんの肩にしがみついた。

「圭太さん……」

私の中に、圭太さんの熱いものが入る。

混ざり合う吐息に、激しく打ち合う体と体。

私達の体には、微塵の隙間もなかった。

圭太さんの熱い吐息が、私の耳元を濡らす。

「由真、由真。ずっと、こうしていたい」

「私も……離れないで、圭太さん……」

やがて声が大きくなると、体の熱が上がった。

「あっ、もう、私……」

「一緒にいこう……どんな時も離さない」

その瞬間私達は見つめ合い、お互いの絶頂を体の中で感じた。

「ああっ……圭太さんの……熱い……」

「由真の中、とろけそうだ……」

そして、吐息を余す事なく口づけを交わす。

こうして、私の三年間の片想いは、終わりを告げた。

もう、戻れない。

そう分かるほど、圭太さんの想いは激しくて、まっすぐで、抗えなかった。
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