甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
「最近、澪花が店にもう一人雇う予定だと話していました。空雅さん、どうですか?」

「え?」

「それからは澪花と空雅さん次第ですが……貴方ならきっと花屋の仕事も丁寧にこなすでしょう」

そして、父を説得して、澪花さんの店に行けば……


「今、夢の仕事につけて最高に幸せなの。王子様は要らないかな」


そう言って笑う澪花さんも魅力的で。

もっと、澪花さんに惹かれていった。

このまま、ゆっくりと。澪花さんが自分のペースで俺を好きになってくれたら良い。

ずっとそう思っていた。

(さいわ)い澪花さんの家系は名家で、俺の婚約者候補。
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