甘すぎる溺愛は、美しい花の隣で。
そして、答えるより前に、もう正解は見えてきていて……

「バラ園だっ!」

私が小走りでバラ園まで向かう。

近くで花が見れる場所はもう制覇したと思っていたのに、こんな場所があったなんて。

大きくはないが、様々な種類のバラが少しずつ植えてある。

「可愛いっ! ねぇ、写真撮っても良いっ!?」

「もちろんですよ」

私がスマホを取り出し、何枚も写真を撮っていくのを、空雅くんが後ろから楽しそうに見ている。




「はしゃいでる澪花さんも最高に可愛いですよ」




そんな言葉が聞こえた気がして、咄嗟にバッと後ろを振り返ってしまう。

「今、何か言わなかった!?」

「さぁ? それより、一緒にも写真撮りません?」

空雅くんがそう言いながら、私の隣に来て、スマホを自撮りモードにした。

空雅くんと私の肩は、もうくっついていて。

(っ! 夫婦になるなら、これくらいの距離が当たり前なの!?)

今までしっかりと距離を取ってくれていた空雅くんだからこそ、凄く緊張してしまう。
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