来年も、君と桜を。
でも、


「倒れたら、今度はマジで担ぐからな」

ぼそっと付け足す。


(なにそれ)

呆れるはずなのに、


「……やめてください」


少しだけ笑ってしまった。


夕焼けが、二人の影を長く伸ばす。


隣を歩くこの時間が、

少しずつ“当たり前”になっていく。
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