響け!涙のペザンテ
アントーニョかオルハンが出社してきたのだとレオンハルトたちは思った。しかし違った。見知らぬスーツ姿の初老の男性が立っている。
「すみません。ご相談をしたいのですが、よろしいでしょうか?」
依頼人である。レオンハルトは笑みを浮かべ、男性に近付いた。
「大丈夫ですよ。応接室でお話をお伺いします」
男性の名はロヴィス・ベッケンバウアー。弁護士である。
「私の家は代々ブリュール家の顧問弁護士を担当しております」
「ブリュール家ですか」
その家の名前をレオンハルトは知っている。同じ貴族、爵位も同じである。パーティーに出席した際、挨拶を交わしたことも一度や二度ではない。
「実は先日、アルベルト様がお亡くなりになりました」
「そうでしたか」
アルベルトはブリュール家の現当主である。しかし、ここ数年は病により社交界にもほとんど顔を出していなかった。
「心よりお悔やみ申し上げます」
「すみません。ご相談をしたいのですが、よろしいでしょうか?」
依頼人である。レオンハルトは笑みを浮かべ、男性に近付いた。
「大丈夫ですよ。応接室でお話をお伺いします」
男性の名はロヴィス・ベッケンバウアー。弁護士である。
「私の家は代々ブリュール家の顧問弁護士を担当しております」
「ブリュール家ですか」
その家の名前をレオンハルトは知っている。同じ貴族、爵位も同じである。パーティーに出席した際、挨拶を交わしたことも一度や二度ではない。
「実は先日、アルベルト様がお亡くなりになりました」
「そうでしたか」
アルベルトはブリュール家の現当主である。しかし、ここ数年は病により社交界にもほとんど顔を出していなかった。
「心よりお悔やみ申し上げます」