初夜を拒む皇女は敵国の皇太子に溺愛される
兵士たちが雪崩れ込んできた。
見慣れない紋章。敵国の軍勢。
護衛たちはすぐに剣を抜き、私の前に立ちはだかる。
「ここは通さぬ!」
だが次の瞬間、鋭い刃が振るわれ、血が飛び散った。
「……っ」
思わず息を呑む。
次々と倒れていく護衛たち。
それでも彼らは、最後まで私の前に立ち続けた。
その背中が、ひどく誇らしくて――同時に、苦しかった。
「もういい」
ぽつりと呟く。
これ以上、誰かが倒れるのを見たくない。
私は一歩、前に出た。
兵士たちの視線が、一斉に私へと向く。
剣先が、こちらへ向けられる。
逃げ場はない。
分かっていたことだ。
この戦は、負けたのだから。
見慣れない紋章。敵国の軍勢。
護衛たちはすぐに剣を抜き、私の前に立ちはだかる。
「ここは通さぬ!」
だが次の瞬間、鋭い刃が振るわれ、血が飛び散った。
「……っ」
思わず息を呑む。
次々と倒れていく護衛たち。
それでも彼らは、最後まで私の前に立ち続けた。
その背中が、ひどく誇らしくて――同時に、苦しかった。
「もういい」
ぽつりと呟く。
これ以上、誰かが倒れるのを見たくない。
私は一歩、前に出た。
兵士たちの視線が、一斉に私へと向く。
剣先が、こちらへ向けられる。
逃げ場はない。
分かっていたことだ。
この戦は、負けたのだから。