敏腕記者の怪我は溺愛の始まり~そんな昇格結構です
「同姓がいるなんて知りませんでした。もしかして他の課から来るんですか?」
「うちに佐山はひとりしかいない。佐山雪。お前ひとりだ」
「ええー!む、無理です」
高原は首を傾げた。
「部長がどうして佐山を選んだんだと思う?」
雪は深呼吸して考えた。高原は面白そうに見ている。
「理由はふたつです」
「ほう」
「ひとつはチーフが忙しすぎて受ける余裕がないこと」
「……」
「もうひとつは……」
「もうひとつは?」
「私に任せてもいいと部長が私を認めて下さったからです!やったー!」
雪は勢いよく椅子を倒して万歳しながら立ち上がった。
「相変わらず前向きで何よりだ。でも不正解」
「む。何が違ってるんですか?」
雪は口をとがらせて高原を睨んだ。
「お台場の件もあり、氷室の担当は嫌でも晴海担当の俺と絡む。だから皆やりたがらない」
「それ嘘です。勉強になるからやりたい人も多いはずです」
笑っている。何が言いたいのかわけがわからない。
「それでもやりたいと言うドングリを部長と比べていた。最後に俺が佐山を推薦した」
「私をですか?」
「ご褒美だ」
「うちに佐山はひとりしかいない。佐山雪。お前ひとりだ」
「ええー!む、無理です」
高原は首を傾げた。
「部長がどうして佐山を選んだんだと思う?」
雪は深呼吸して考えた。高原は面白そうに見ている。
「理由はふたつです」
「ほう」
「ひとつはチーフが忙しすぎて受ける余裕がないこと」
「……」
「もうひとつは……」
「もうひとつは?」
「私に任せてもいいと部長が私を認めて下さったからです!やったー!」
雪は勢いよく椅子を倒して万歳しながら立ち上がった。
「相変わらず前向きで何よりだ。でも不正解」
「む。何が違ってるんですか?」
雪は口をとがらせて高原を睨んだ。
「お台場の件もあり、氷室の担当は嫌でも晴海担当の俺と絡む。だから皆やりたがらない」
「それ嘘です。勉強になるからやりたい人も多いはずです」
笑っている。何が言いたいのかわけがわからない。
「それでもやりたいと言うドングリを部長と比べていた。最後に俺が佐山を推薦した」
「私をですか?」
「ご褒美だ」