同期の御曹司社長と一夜を過ごしたら仕事中も溺愛されています
気づけば、タクシーの中だった。
いつ乗ったのかも曖昧なまま、隣に座る神宮寺の気配だけがやけに鮮明に残っている。
彼は何も言わず、ただ私の手を握っていた。
逃げようと思えば、きっと逃げられたはずなのに。
その手を振りほどくことができない。
指先から伝わる体温が、じわじわと心の奥に広がっていく。
やがて車が止まり、促されるままに降りた先は——彼の家だった。
玄関のドアが閉まる音が、やけに重く響く。
振り返る間もなく、唇が重なった。
「……ん……」
さっきよりも、深い。
逃げ場を与えないように、それでいてどこか優しくて。
息が絡まり、思考がゆっくりと溶けていく。
「シャワー、浴びたい」
ようやく離れた唇の間に、かすかな熱が残る。
「こっちだよ」
低く囁かれて、手を引かれるままに浴室へ。
いつ乗ったのかも曖昧なまま、隣に座る神宮寺の気配だけがやけに鮮明に残っている。
彼は何も言わず、ただ私の手を握っていた。
逃げようと思えば、きっと逃げられたはずなのに。
その手を振りほどくことができない。
指先から伝わる体温が、じわじわと心の奥に広がっていく。
やがて車が止まり、促されるままに降りた先は——彼の家だった。
玄関のドアが閉まる音が、やけに重く響く。
振り返る間もなく、唇が重なった。
「……ん……」
さっきよりも、深い。
逃げ場を与えないように、それでいてどこか優しくて。
息が絡まり、思考がゆっくりと溶けていく。
「シャワー、浴びたい」
ようやく離れた唇の間に、かすかな熱が残る。
「こっちだよ」
低く囁かれて、手を引かれるままに浴室へ。