同期の御曹司社長と一夜を過ごしたら仕事中も溺愛されています
バスタオルを渡されると、ひとり残された空間に、ふっと現実が戻る。

濡れたワンピースを脱ぎ、シャワーを浴びる。

温かい水が肌を流れていくのに、体の奥の熱は消えない。

……きっと、今夜。私は、神宮寺に抱かれる。

そこまで考えて、思わず自分の体を抱きしめた。

そのとき、ドアが静かに開く。

「体、洗ってあげる」

振り返ると、神宮寺がそこにいた。

驚くはずなのに、なぜか拒めない。

彼の手が、ゆっくりと触れる。

「……ん……」

くすぐったいはずなのに、違う感覚が広がっていく。

視線が絡む。

逃げようとしても、目が逸らせない。

「ああ……やっと触れられる」

その一言に、胸の奥が大きく揺れた。

——やっと?

どういう意味なのか、考える前に。
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