同期の御曹司社長と一夜を過ごしたら仕事中も溺愛されています
低く落ちる声。

「触れたくなるだろう」

優しいのに、逃がさない。

その一言で、力が抜ける。

唇を離されても、もう言葉が出てこない。

「美桜……綺麗だね」

そして神宮寺の指が、私の入り口を優しく撫でる。

ただ、息を乱しながら彼を見上げるしかできない。

どうして、こんなことになるの。

尊敬していたのに。

ずっと、同期として見ていたのに。

「声、我慢だよ。他の人に聞かせたくない」

なのに今は—— こんなにも近くて、逃げられない。

胸の奥が熱くて、苦しくて。

でも、その熱から目を逸らすことができなかった。

「あ……ダメ……」

「いいよ。かわいいよ、美桜」

気づけば、彼の指先で体がビクンと跳ねあがっていた。

——もう、戻れない。

その予感だけが、はっきりと胸に落ちていた。
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