同期の御曹司社長と一夜を過ごしたら仕事中も溺愛されています

2章 甘すぎる違和感

蒼は、社長室にこもるタイプではなかった。

オフィスの一番奥にデスクを構え、部長たちと自然に言葉を交わしている。

その姿は、昨日までの“同期の神宮寺”とほとんど変わらない。

「いやいや、神宮寺君が社長とはね」

部長の一人が、少し照れくさそうに笑った。

「なんだ、異議でもあるのか」

蒼が軽く返す。

「いや、感慨深いですよ。だって新人の神宮寺君に、コピー機の使い方教えたの俺ですよ」

周囲から小さな笑いが起こる。

その中心で、蒼がわずかに口元を緩めた。

——やっぱり。

蒼には、笑っている顔が一番似合う。

その柔らかな表情に、胸がふっと緩む。

昨日の夜が、まるで夢だったみたいに思えてくる。

あんなこと、本当にあったの?

あの距離も、あの温度も。

考えないようにしていたのに——

ふいに、蒼がこちらを見た。
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

マッチングした相手は片想いの社長でした

総文字数/94,306

恋愛(オフィスラブ)295ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
こちらは漫画版もあります。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0HHH1DD6S
AI漫画作成日記

総文字数/1,403

その他3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
小説家として20年弱活動してきた私が、AI漫画作家になった理由

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop