悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
__そして、現在に至る。
「やっぱり、うちの家族可笑しいよね!?普通、義理といえども、もう少し反論したりしないの!?それよりも、私の意思は!?」
「えー……。それ今更そんなこと言ってもどうしようもなくない?てか、莉子の両親の理解力凄すぎだわー」
昨日告白されたこともあり、櫂理君の監視の目が更に強くなったせいで我慢の限界を迎えた私。
そして、その不満を美南にぶつけたら、至極まともな返答をされてしまい、言葉に詰まる。
「てか、あの超絶イケメンに愛されてるんだからいいじゃん。それに、偏差値70以上もあるのに、わざわざ莉子を追いかけてこのヤンキー校に入学してきたんでしょ?お陰であたしらは目の保養が出来て毎日ハッピーだから結果オーライじゃん」
「いや。なんか後半話の趣旨がズレてますけど?」
人が真剣に相談しているというのに。
まともに取り合おうとしない美南の態度に、段々と苛立ちが募る。
「ていうか、莉子は櫂理君のことどう思ってるの?あれだけ好きだって言われてるんだから少しはグラつかない?」
すると、急に的を射る質問が飛んできて、油断していた私はぎくりと肩が震えた。
「そ、それは意識しないこともないけど……。これまでずっと可愛い弟として見ていたから、急に男としてなんて見れないよ……」
そして、しどろもどろになりながら心境を打ち明けると、恥ずかしさで胸がいっぱいになり、美南から視線を逸らしてしまった。