悪魔な義理弟《ボディーガード》~ヤンキー校最凶犬男子の独占欲が強過ぎる~
それから、俺達は何事もなかったようにショッピングモールを後にした。
家までの道中若干の気まずさが残り、後ろめたさはあるけど、莉子が俺のことを意識していると思うと少しの達成感が沸いてくる。
その一方、これまで一切触れてこなかった領域に近付いてしまったせいで、今後は理性をどこまで保てるのか分からなくなってきた。
この止めどない欲求と乾いた心は、おそらくこれからも満たされることはない。
どこまでも莉子が欲しくて、暴走し続ける心は自分でも制御不可能で。
それは弟でも、一人の男になったとしても永久的に変わらないと思う。
本当に我ながら、どこまでも重症だなと。
改めてそう自覚すると、俺は莉子に気付かれないよう自嘲気味に笑った。