難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「ほら・・・・・・こことかこことか・・・・・・青いし・・・・・・あと腕も足も・・・・・・」

羽野は私の額と耳裏の少し下の所を触った。

「うん・・・・・・大丈夫・・・・・・」

「維!」

いつも落ち着いてる凜が焦ったように走って来た。

そのまま凜は私に抱きついた。

「大丈夫か・・・・・・?」

凜が落ち着いていない・・・・・・。

それ以上に私は心臓が動いた。

「凜・・・・・・」

私がそう呟くと凜は少し力を込めた。

すると足と体がフワッと浮いた。

「えっちょっ・・・・・・凜・・・・・・!?」

凜にお姫様抱っこされたのだ。

「家まで」

そう言われ私は歩くのも痛かったから羽野と別れ、素直に甘えさせてもらった。

「ごめ、ん・・・・・・」

私が呟くと凜は「大丈夫だ」とだけ言った。

抱きしめられてる状態でも心臓が暴走してるのにも関わらず、お姫様抱っこで余計に心臓が動き始めた。

< 104 / 140 >

この作品をシェア

pagetop