難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
走り出して数分だろうか。

「ぅーん・・・・・・」

羽野がそんな声を出したと思えば俺の背中に頭をあずけてきた。

・・・・・・寝たのか。

そう判断し、落ちはしなさそうでそのまま走り続けた。

羽野の家に着くと、羽野はタイミングよく目を覚ました。

「あれ?癸酉さん、着いたぁ・・・・・・?」

「降りろ」

俺がそう言うと羽野はゆっくりバイクから降りた。

「ふぁ・・・・・・ありがと!じゃ!」

そう言って羽野はすぐに家に入っていった。

俺は直ぐに自分の家に帰った。

疲れたな。

そう思った。

今日一日で全てが起こった。

望んだことも望みもしないことも。

全てが起こった。
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