難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「何で癸酉さんが・・・・・・?」

俺はそう口にしたけれど一つ考えた。

『送り間違え』

俺が間違えて癸酉さんに送ったということが脳裏によぎった。

「お前が家に入って直ぐに送ってきたと思ったらこれだ」

癸酉さんにそう言われ、送り間違えたことが確定した。

「源、まさかと思うけどさ〜・・・・・・俺等・・・・・・特に水無瀬に抜け駆けして維ちゃんの家に行こうとか、そんなの考えてないよな?」

笑顔だけど・・・・・・笑顔じゃない晴一の顔と言葉にすこし怖気ついた。

「・・・・・・羽野」

低い声で凜がそう言ったから、俺はビクッとした。

「・・・・・・俺も行く」

「・・・・・・へ?」

怒られるとか。

そういうの考えてたらまさかの付いてくる。

「え・・・・・・でも・・・・・・」

いくら凜には負けると思うなんて宣言したとは言え・・・・・・チャンス逃すほど馬鹿なことしたくないし・・・・・・。

「俺も行く」

「え?」

そう言ったのは癸酉さんだった。

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