難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
私は急いでポケットからマスクを出して替えた。

「ありがとう・・・・・・もう良いよ」

私がそう言うと凜はこっちを向いた。

「行くぞ」

「うん」

私は凜の後ろを歩き始めた。

ていうか・・・・・・七条が目的地あるように言ってたけど、何処行くの?

*  *  *

「え・・・・・・」

なんでなんでなんでなんで・・・・・・。

「ちょっと、え、凜・・・・・・待ってここ?」

「ああ」

私の目の前にあるのは、シャッター商店街の中にあるシャッターが下ろされていない小さなカフェ。

カーテンで締め切られた窓から少し光が漏れていた。

凜は焦げ茶色の扉に手をかけ扉を開けると、カランコロンとドアベルの音がした。

「え、凜・・・・・・?」

聞いたことのない声が聞こえ、少し身構えそうになったけど体は動かさないようにした。

「うっっっっそ!か、影月なの!?影月!?」

ひょこっと覗いたのは中性的な可愛い子。

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