難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
凜は宙海さんを睨みつけながら言った。

そして、宙海さんは凜を睨みつけた。

「お前ごときがなぁ・・・・・・」

「そんなんだから裏街のトップ3に入れないんですよ」

「ちっ・・・・・・」

痛い所を突かれたようで、宙海さんは舌打ちをしたけれど、それ以上言わなかった。

でも、たしかに・・・・・・凜がさん付けしてるのに私は宙海さんって名前の人、聞いたことない・・・・・・。

だって今まで聞いたのはFearの総長、Fearの幹部と悪名高いVertexの噂ぐらい。

「源、影月、ちょっとついて来て」

「・・・・・・うん」

「オッケー!」

七条に言われ、私と羽野は宙海さんが降りてきた階段を上った。

ガチャ

階段を上がった先にあったのは扉が2つ。

そのうちの一つの扉を七条は開けた。

「ここ」

パチ

七条がスイッチを押し部屋の電気をつけた。

明るくなって見やすくなったその部屋は、長机が向かい合って2つにキャスター付きの椅子が机一つに6脚ずつ。

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