難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「あと・・・・・・ちょっと・・・・・・」

私は無意識にも口からそんな言葉が溢れた。

「凜っ・・・・・・」

私は3分半でVertexのたまり場である倉庫に着いた。

「・・・・・・早いな」

凜がそう言ってくれた。

「行くぞ」

「・・・・・・う、ん・・・・・・」

私は肩で息をしたけれどすぐに呼吸を整えた。

ドンッ

凛が乱暴にドアを開けると、少しモワッとした空気が広がった。

「「っ・・・・・・!」」

視界に飛び込んだのは、倉庫の奥に2人掛けソファに座っている白鐘悠斗。

白鐘悠斗の座っているソファに一緒に座っている大野神雲母。

そして・・・・・・右側の柱にロープで縛られている七条と羽野。

二人はもう力がなさそうで顔が下を向いている。

二人とも前髪が垂れてしまっており、表情はよくわからないけれど、すごく辛そうだった。

その周りにはすこしかすり傷のあるVertexの下っ端か幹部かわからないけれどそんな感じの人。

「羽野・・・・・・七条・・・・・・」

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