難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
そう言って白鐘悠斗はどんどんこっちに迫ってきた。

白鐘悠斗の背後には痛そうに腹部を押さえる大野神雲母がいた。

「よくもまあ雲母を殴ったよなぁ」

「お前の気を一瞬でも引く。じゃないとゆ・・・・・・影月を助けれないからな」

私は急いで立ち上がった。

ズキッ

そんな痛みが足を走った。

でも、私は表情を変えないまま怒り狂った顔で近づいてくる白鐘悠斗を見た。

白鐘悠斗は凛の横にいる私には目もくれずただ凜を睨んだ。

この男の視界には凜しかいない。

そう察した私は音を立てないように少しずつ右によっていった。

もう白鐘悠斗の視界には入らないだろうというところまで移動し、痛そうに倒れている大野神雲母の視線はずっと自分の腹部にあることを確認して私は七条と羽野のところに近づいた。

「維、ちゃん・・・・・・?」

弱々しく七条は行った。

私は近くに倒れていた男のポケットにナイフがあったから、そのナイフを取った。

・・・・・・凶器持ってる人いるって・・・・・・。

そのナイフを使って私は七条と羽野のロープを切った。

「ありがとう」

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