難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
「あのさぁ〜凜、なんで維ちゃんと凜が付き合ってるってみんな噂してるんだけど!」

羽野が拗ねたような顔をして腕を組んでそう言った。

「・・・・・・じゃあお前に何か不都合でも?」

意地悪っぽく口角を上げながら言う凜。

羽野は「うっ!」と悔しそうに下唇を噛んだ。

「維ちゃん!こいつ無理!」

羽野が私の腕にすがった。

・・・・・・なんて返せば良いんだろう・・・・・・。

「え、えっと「苑組さん」

私が困っていると女の子が6人にっこりと笑って声をかけてきた。

・・・・・・嫌な予感がする。

そう本能的に感じたのに私は「どうしたの?」と聞いた。

「ちょっと来てもらって良い?」

笑顔だけど圧をかけてくる女の子たち。

「え、うん?」

そう言ってしまい私は七条と羽野に止められながらも「大丈夫」とだけ言って教室を出た。

連れて来られたのは人気の少ない廊下。

雨も降っていないのになぜかジメジメと湿気が溜まっていた。

「ねえ、あんた」

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