難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子
そうさっきまで笑顔だった子たちが私を睨みつけた。

「雲母ちゃん泣かせるってどういうつもり?」

「・・・・・・へ?」

なんで今大野神雲母の話が出てくるの・・・・・・?

私が出した間抜けな声にリーダーっぽい女の子がすごい形相になった。

「何なのあんたはいっつもいっつもいっつも!痛い目見せてやろうって思ったら効果ないし!しかもなんで羽野様も七条様もましてや水無瀬様まであんたに執着してるの!」

そう怒鳴った子。

背後でクスクス笑っている子。

そのリーダーっぽい子と一緒に私を睨みつける子。

あぁ・・・・・・弱者なんだろうな・・・・・・。

そう、上からだけど思った。

「・・・・・・ねぇ」

私がそう言うと場の空気が凍った。

・・・・・・なんで?

そう思いながらも私は口を動かした。

「そうやって一人で人を嫌いになれないのにどうしてそんなに怒鳴れるの?」

私がそう言うとリーダーっぽい子がピクッと口端を反応させた。

「どうして一人じゃ何も出来ないのにそんな自信に溢れてるの?そうやってクスクス隠れて笑って私は関係ありませんって顔できるの?」

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