Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「ほんっと、お前ってさぁ……よくそんなこっぱずかしいこと言えるね?」
「恥ずかしくなんてないよ。全部本当の気持ちだから」
「だー! だから、そういうところだっつーの!」
頭をぐしゃぐしゃにかきむしった塁生は、キッと鋭い目で優希を見上げる。
「……優希がそこまで言うなら、仕方ねーな。一緒に舞台に立ってやる」
「っ、本当に!?」
ぱあっと顔色を明るくした優希に対して、隣に立っている雄星は、冷めた顔をしたまま塁生を見下ろす。
「俺はどっちでもいいけどな。やる気がない奴は、辞めればい」
「ちょ、ちょちょ、八乙女くん!? さすがに空気を読んだ方がいいのでは……? せっかく話がまとまりそうだったのにさぁ……!」
息を殺して静かに見守っていた謙杜が、おろおろした様子でツッコみを入れる。
しかし声が小さすぎて、ほとんど聞こえていない。