Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~

第十二話 最悪の事態



ゴールデンウイーク中も、優希たちは毎日舞凛学園に集まって、朝から稽古をしていた。


今日はゴールデンウイーク最終日。

そして本番のお披露目会は、ゴールデンウイークが明けてすぐにおこなわれる。――つまり、明日が本番というわけだ。

そのためか、ゴールデンウイーク中といえども学園は解放されているし、学内は通常通りに、生徒たちの姿であふれている。


稽古場の使用時間の順番まで、優希たちは中庭で明日の打ち合わせをしていた。


「でもさ、練習期間が一か月もなかったわりには、中々いい感じに仕上がってるんじゃねーの?」

「だよねー。オレもそう思う!」


塁生と琥太郎はリラックスした様子で話しているが、謙杜は今から緊張でいっぱいの顔をして項垂れている。

しかし謙杜の実力は皆が分かっているので、誰も心配はしていない。

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