Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「お、俺らは、そんなこと知らなかったし……」
「知らなかったとしても。先輩たちがしたことは、立派な犯罪行為に値しますよ」
「は、犯罪!? ……で、でも、俺らがやったっていう証拠は、どこにもねーだろ!」
「はぁ? アンタたち、今自分で、手を滑らせて洗剤を入れたとか言ってたよな!?」
塁生が指摘するが、三年生たちは認めようとしない。
「はっ、そんなこと言った覚えはねーな」
「お前らの聞き間違いじゃねーの?」
「……しらばっくれるのは勝手ですけど。先輩たち、覚悟しておいた方がいいですよ」
見え見えの嘘を吐いて逃げようとした三年生たちだったが、琥太郎の冷たい声を聞き、大きく肩を震わせた。
「……も、もう行こうぜ」
そして、動揺した様子を見せながら、慌てて立ち去っていった。
「っ、マジでアイツら……!」
「……許せねぇ」
怒りをあらわにしている塁生と雄星に、琥太郎が努めて冷静に話しかける。